11月3日(土)、奈良県文化会館にて、
「第一回 脱原発をめざす県民のつどい」が行われました。
主催は、今年8月9日に発足しました「脱原発をめざす奈良県議会議員連盟」。
超党派の14名の県議で構成されています。
一部 講演:西尾漠氏「脱原発について考えてみよう」
二部 意見交換会
(パネラー:堀田美恵子(奈良脱原発ネットワーク、nara-action代表)・日下育子(避難者の方)・和田議員・宮本議員 )
参加者の感想…抜き書き…
意見交換会の最後に、長年反原発活動をされてる市民Oさんから発言。
「(会場からの発言に対して)福島にボランティアに出しては?
などと軽々しく言うのは放射能被曝を甘く見すぎ。
本質は原発がいらないことではなく、被ばくをしないこと。
また、9月の日本学術会議の報告では事実上、地層処分できないとの結論を出した以上、
原発即時全廃は必然。議連は確信を持って活動してほしい」(大雑把な要約)
ほかの参加者から「彼の言うとおりだ。奈良の山本太郎だ」。
議連会長やマイク係をされてた議員も「おもろい男やな」と歓迎してました。
そして、会場から自然な拍手。長年の蓄積がモノ言うOさんを3.11後から活躍の
山本太郎に例えるのは失礼かもしれませんが・・。
当日の参加者は、当会の堀田代表と旧知であろう人たちが多数参加していました。
下記の感想の通り、いろんな種類の人が一同に会したのはすごいことかと思います。
その中で、堀田代表が自己紹介で「ベースの肩書きとしては奈良脱原発ネットワーク」と
の発言は結構重要で、下記の感想の通り「きのう、きょう脱原発を考えた人」
じゃない人と誰もが知る人をパネラーにしたことは議連の信頼性を高めた
ことと思います。
いくら熱い思いがあって脱原発を訴えているとしても、
3.11以前から実践してる人とは全然重みが違うと思いますから。
そして堀田代表から避難者の日下さんへと自然に発言がつなげられました。
日下さんの発言、震災に遭い、必死で子どもを守った事実、決死の思いで、
たまたま縁があり奈良に避難してきた苦労や奈良での暮らしなど語られる言葉に、
前列に居た記者も、後ろの席の人たちも声に出して
うなづいてました。
議連から知事へ出された要望書は
1 家庭用太陽光発電設備設置補助の拡充
2 県有施設への太陽光発電の積極的導入
3 木質バイオマス発電所の誘致に関する補助整備
4 再生可能エネルギー、自然エネルギーの開発・促進のための担当課の設置
の4項目ですが、福島や東北・関東圏からの保養受け入れについても
順次検討すると阪口県議は言ってくれてます。
保養・避難・移住受け入れの必要性は、いまいちピンとこない議員さんも
いると思うので、最後に日下さんがその必要性に言及してくれたのは、
とても意味のあることでした。
脱原発議連の県議それぞれが自分の地元市町村の議員を誘って連れてきたのは、
今後の展開のためにはとても大事なことだと思います。
多々不手際もあったかもしれませんが、I議員がぜーはーぜーはー
言いながら会場の声を拾いに走り回っていたのは、
従来型の議員でないことがはじまった象徴的なこと
だと思いました。
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