脱原発にむけて、奈良でも、つながろう、声をあげていこう

2013年5月26日日曜日

菅直人元総理に「3.11後」を聞く 講演会開催しました!

 5月25日は多数お越しいただきありがとうございました。
約200名の方にお越しいただきました。
会場はほどよい埋まり具合で、気候もよく、お話に集中できたひとときでした。



菅さんの今後の脱原発に向けたご活躍に期待します!



菅直人講演会動画(抜粋)

主催者挨拶の代わりに読み上げました、主催者アピールを記載します。動画はこちら

 「私たち人間が、核をコントロールできると思っているのは、傲慢だ。
自然災害、人的ミス、いかなる理由であっても、原発事故は避けられない。
科学者は謙虚な気持ちで自然への恐れを持たなければならない。
そして、何より原発は人を差別する社会構造を作っていくんだ。」
核化学者であった久米三四郎先生から学んだことです。

 2011年、3月11日福島第一原発事故、
それは終わりなき放射能汚染の始まりでした。
まさに自然災害の地震、津波を目の当たりにして、為す術がありませんでした。

 民主党政権になり、菅総理が誕生した時に、
厚生大臣の時の薬害エイズのように、原発の安全神話を崩して欲しい。
菅さんなら、きっとやってくれると大きな期待をもちました。

 しかし民主党政権は、あろうことか、海外へ原発のセールスを始めたのです。
そんな絶望の中で、福島原発事故がおこりました。

今を生きる傲慢な私たちへの神からの警告であるとしたなら
あまりにも大きな代償です。

 しかし、私たちは3、11以降 浜岡原発の停止、
玄海原発の再稼働阻止、脱原発宣言、再生エネルギー特措法など、
日本は菅総理のもと、脱原発に舵を切りました。

福島の事故を早く、きちんと検証しなければ、
第二の福島を避けることができないかもしれない。
あってはならない原発の、シビアアクシデントにたちあった時の
総理として、自ら語る責任と義務、そして、権利が菅さんには
あると思っています。そして私たちには、その菅さんの話を聴く
義務と責任、そして権利があるとも思います。

 福島の原発事故現場では、今なお非常に厳しい状態であるにもかかわらず、
まるで何事もなかったかのような日本社会の有り様に
何か空恐ろしさを感じています。事故現場で命がけで働いている
被爆労働者のみなさんに思いを寄せてください。

そして、甲状腺に異常を持ちながら、大人社会の中で
心と身体に不安を抱えつつ、福島で生きている子どもたちに、
思いを寄せてください。

 数千回におよぶ核実験、核兵器、広島、長崎、スリーマイル事故、
チェルノブイリ原発事故、

福島原発事故、どれだけ放射能をまき散らせば気づくのでしょうか。

 私たちは、命を脅かすすべての核に反対です。
今日は、菅直人元総理に「3、11後」を聞く、講演会に
お越しくださいまして、ありがとうございます。

 第二の福島をなんとしても避けなければなりません。
菅元総理には、可能なかぎり、福島の真実を語っていただきたいと思います。

 そして、この講演会が皆様とともに学び、考え、
行動していく上での力となりますよう心から願っています。 」