脱原発にむけて、奈良でも、つながろう、声をあげていこう

2011年7月12日火曜日

6月20日「祝の島」上映会

6月20日、生駒コミュニティセンターにて「祝の島」上映会を行いました。

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1000年前、沖で難破した船を助けたことから
農耕がもたらされ、 子孫が栄え、
現在に至るまでいのちをつないできた小さな島がある。

山口県上関町祝島。
瀬戸内海に浮かぶこの島は、台風が直撃することも多く、
岩だらけの土地には確保できる真水も限られ、
人が暮らしやすい環境とは決していえない。
その中で人々は、海からもたらされる豊穣な恵みに支えられ、
岩山を開墾し、暮らしを営んできた。そして互いに助け合い、
分かちあう共同体としての結びつきが育まれた。
人間の営みが自然の循環の一部であることが、祝島でははっきりと見える。

「海は私たちのいのち」と島の人は言う。
1982年、島の対岸4kmに原子力発電所の建設計画が持ち上がった。
「海と山さえあれば生きていける。だからわしらの代で海は売れん」
という祝島の人々は、
以来28年間反対を続けている。

効率と利益を追い求める社会が生み出した原発。
大きな時間の流れと共にある島の生活。
原発予定地と祝島の集落は、海を挟んで向かい合っている。

1000年先の未来が今の暮らしの続きにあると思うとき、
私たちは何を選ぶのか。
いのちをつなぐ暮らし。
祝島にはそのヒントがたくさん詰まっている。
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自分たちの暮らしの糧が埋め立てられようとしている
暮らしの中に反対運動がある・・・

原発に賛成反対、環境、経済、福祉、少子高齢化・・・
そういう問題とされている事象以前に、

いのちをどう考えるか、連綿と続く土地の歴史の中で自分をどう位置づけるか、
そういう根本を問い直させてくれる映画でした。

当日は約30名の方にご参加いただきました。
ありがとうございました。

                          (kamiichi)

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